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I Want to be Your Man / Roger
I Want to be Your Man / Roger _a0054863_23254491.jpg 実は何を隠そう(何も隠していないけど)、学生時代、狂ったようにブラック系の12インチものばかりレンタルしていた時期がありました。



 レンタル屋のお姉さんが綺麗な方だったというのもありますが(笑)、本当のきっかけは、友人に連れて行かれたディスコ(今で言う「クラブ」ね)でした。

 マ●ラジャとかの、いわゆるハイエナジーとか、ユーロビートがガンガンって感じのところではなく、フロアはフローリング、重低音がなかなか効いていて、客層もちょっとアダルト、騒ぎたい!とかナンパ目的というより、本当にR&Bが好きで集まってる連中って感じで、初めて入ったときはかなり圧倒されました。
 もちろん、ターンテーブルにはブラック系しかのっからないわけですが、そこで聴いたナンバーの数々、そのカッコよさといったら・・・ハマりました。

 ロジャー・トラウトマンは、ファンクバンド「ZAPP」のリーダーだった人。このバンドの曲も例のディスコでは、たびたび耳にしたけれど、僕の一番印象に残っているのは、ソロで大ヒッしたバラード「I Want to be your Man」です。
 この直球タイトルこそ、中学時代にブラック系を食わず嫌いしていた所以なのだけど、このロジャーの曲には、どこかほのぼのとした歌心が感じられて、無条件に好感をいだいたものです。スマートじゃないけれど、この「歌」にはグッときますよ。

 ロジャーと言えば「トークボックス」。ザップの曲を印象付けたのもこれ(あまり聴いていないけど)。その不思議な歌声は、機械的なのに時に切なげでもあり、すごく血が通っている印象を与えます。
 彼のトークボックス、そのしくみを検索したら「シンセサイザーの音を大音量でならし、その音をホースに通し、そのホースをくわえて歌う」とありました。「ほのぼの」と書いてしまったこの曲、その裏では、そんな凄まじい唱法(奏法?)が駆使されていたとは。

 これも青春の一曲。
 実はさっき初めて知ったのだけれど、ロジャー、1999年に亡くなっていたんですね。それもかなり悲劇的な形で。
 ザップや彼の深いファンではなかったけれど、通りすがりに本当に素晴らしいナンバーと出会うことができました。
 合掌。
by heavytopper | 2006-01-16 23:26 | 1987年
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あの歌、この曲、懐かしい調べに新しいリズムの数々
by heavytopper
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