月末はいよいよポール・ウェラー来日公演ですね。本人はもう日本にいるんでしょうか。東京公演のスタンディングのチケットはまだ残ってるようですが、仕事&雑用でどうしても上京の目途が立たず、初肉眼ウェラーは今回も実現できそうにありません。
ところで今、
USENのGyaOでは、彼のライブ映像がオンエアされていますね。 一昨年の傑作カバーアルバム「Studio 150」からの曲がほとんどで、渋くて熱い、気骨ある演奏に魅了されます。4月1日まで視聴できるようですので、まだ見ていない方、だまされたと思ってアクセスしてみてください。そして、気に入った方は、ぜひアルバム「Studio150」をゲットしましょう(笑)。
さて、最近の彼は、ライブでよくジャムやスタカンの楽曲も演奏するようになりました。何か吹っ切れたような印象さえあります。ネタバレになってしまいますが、この「Studio150」のライブでも、スタカン時代のヒット曲「My Ever Changing Moods」が演奏されていました。
思えば、この曲はスタカンが「お洒落」な存在として一般に認知されるきっかけとなったナンバーで、ビルボードでも最高29位を記録。恐らくウェラー自身の全キャリアを通じて、米国での最大のヒットと思われます。
僕は当時から、陽気の中を心地よい風を受けてサイクリングしているようなこの曲の爽快なサウンドと、歌い出しこそご機嫌ですが、その後必ずしもハッピー100%じゃない、どこか社会を風刺してると思われる少し回りくどい歌詞(いまだに、どういう意味か分からない)とのギャップを、不思議に感じていました。
心に青筋を立てながら、ヘビィな歌をお洒落なサウンドに乗せて歌う・・・ 彼はいつの時代も熱かったですね。
この曲や「You're the Best Thing」 などが大好きですが、アルバム「カフェ・ブリュ」収録の「My Ever ~」は、ピアノ弾き語りヴァージョンだったのには、ちょっと(というか、かなり)ショックを受けました。彼らの楽曲はヴァージョン違いが多くて、後にCDで買い直すときも、注意が必要でしたね。