ピアノが印象的なアーティストは?と聞かれたら、自分の中では5指に数えられるだろうブルース・ホーンズビーの、これは大ヒットデビューアルバムからの3曲目のトップ40ヒット。
この人の曲は、イントロのピアノの音色で、まずハートを鷲づかみにされるパターンが多い。
この曲もしかり。
そして、この夜の闇をひたひたと走リ抜けていくような、”静かなる疾走感”が何とも言えず大好きだ。
3年ほど前に、米国テキサス州に1週間ほど仕事で滞在したときに、このアルバムをMDにコピーして持ち込み、よく聴いていた。帰国の日の朝、現地の空港に向かうバスで、この曲を聴きながら車窓から眺めた真っ赤な朝焼けは、忘れられない風景になっている。
The Rangeを従えての豪快なバンドサウンドも、そしてこんな繊細な曲も、いずれもアメリカの広大な大地によく似合ってしまうのが、不思議といえば不思議。