昨夜のストーンズの記事で、「Waiting on a Friend」の曲名を書いたら、今日、テレビのヴァラエティ番組のBGMでこの曲が流れて、ちょっとびっくりしました。
ソニー・ロリンズがゲスト参加して、印象的なsaxを聴かせるこの曲、アルバム「Tattoo You」のラストを飾っています。
ソニー・ロリンズ・・・ 彼自身のリーダー作はまったく聴いたことがありません。その名を聞いて僕が思い浮かべるのは、彼のアルバムをパロったという、このアルバム・ジャケット、ジョー・ジャクソンの「Body And Soul」です。
作品ごとに音楽性がガラっと変わるジョー・ジャクソンですが、1984年のこの作品ではジャズに接近です。大ヒットした前作「Night & Day」に引き続き、ギターレスの構成。1stシングル「You Can't Get What You Want」は、ビッグバンド風サウンドのノリのいいナンバーで、ビルボードでもトップ10入りしました。
今日のタイトルに持ってきたのは、これに続く2ndシングルです。タイトルのとおり、女性ヴォーカルとのデュエットが、映画のシーンにみたてたような男女2人の掛け合い風に楽しい、大人の雰囲気を感じさせるナンバーです。
歌詞を正確に把握していませんが、印象的な言葉がいくつも出てきます。
中でも女性のパートの
♪It's not so easy, it's 84 now.
というフレーズは、恐らく、古き良き時代の映画のようにはうまくはいかないわ、という意味だと長年勝手に思い込んでいます。
ピアノのイントロに始まり、終始テンポの良さが印象的ですが、間奏のブラスの響きが、とても伸びやかにゴージャス感があって大好きです。
トップ40入りを逃した曲なので、個人的に隠れた佳曲だと思っていたのですが、ネット上で意外にこの曲のファンが多いみたいで、うれしいです。