ジャズが嫌いな友人ジョニーに由来すると言われるバンド名も、思わせぶりなところが何となく鼻についたもの。
この曲も、「打ち砕かれた夢」というタイトルとシンクロするような、切ないサウンドと歌声だが、歌ってる内容が、どうもそれほど深みがあるものとは思えなかった。
辛口で振り返るとそんな感じだが、実際にはそんなことはほとんど気にならず、ツボをおさえたソングライティングや気の利いたサウンド&ヴォーカルを、ヒット曲として十分魅力的に感じていたものだった。
全米でも最高2位まで上がったという事実を、実は今さっき初めて知って、驚いているところ。
彼らにはもう1曲「I Don't Want to be a Hero」というヒット曲があるが、内容が「反戦歌」ということで、キャッチーなサウンドとは随分とギャップがある。
結局、正直なところ、よく分からないバンドだったが、これらのシングルは理屈抜きで楽しませてもらった。
このメンバーでの作品は、この1stアルバムが最初で最後だったようだ。