ビルボードではトップ10入りを逃したが、英国レコードミラーのチャートでは堂々1位を獲得。ロッドは英国人だってことを再認識させられた1曲。
80年代に彼(の音楽)と出会った自分にとっては、正直彼にロッカーというイメージはあまりなかった。
80年のヒット「Passion」はディスコの匂いが色濃かったし、82年の「Young Turks」(邦題は”燃えろ青春”!)はシンセのピコピコ感が前面に出ていた。
いずれもトップ5ヒットを記録。自分の中ではポップ・シンガーという存在だった。
で、この「Baby Jane」でそのイメージが変わったのかというと、そんな劇的なものでもないのだが、この曲がそれまでで最もロックのフィーリングのようなものが感じられたし、彼のハスキーな歌声が一際引き立っているように思えた。
間奏のサックスも印象的。以前にエディ・マネーの記事でも書いたけれど、ハスキーヴォイスとサックスの音色って合うんだろうか。
中村俊輔が劇的FKを決めた、あのチャンピオンズリーグの試合をスポーツニュースで見ていたら、セルティック・パークのスタンドにロッドの姿があった。
彼のサッカー好きは昔から有名だが、果たして応援していたのは、セルティックか?それともマンチェスター?